「試合前の荷物で分かること。」No22

試合会場に着くと、子どもたちの荷物を何気なく見ています。
バッグがきれいだから偉い。
散らかっているからダメ。
そんな単純な話ではありません。
実は荷物には、その子の「準備力」が表れます。
試合当日になって慌ててシューズを探す。
すね当てがない。
飲み物を忘れる。
ユニフォームが入っていない。
こうしたことは、プレーとは関係ないように思われるかもしれません。
大きく関係していると考えています。
試合は、ボールを蹴る前から始まっています。
準備をする。
確認をする。
忘れ物がないか見直す。
この積み重ねが、試合中の判断にもつながっていきます。
ピッチの中でも同じです。
周りを確認する選手。
次のプレーを予測する選手。
仲間の状況を把握する選手。
こうした選手は、普段から「準備する習慣」が身についていることが多いのです。
反対に、いつもギリギリで行動する子は、プレーも慌てる場面が少なくありません。
もちろん、一度忘れ物をしたからといって、その子を評価することはありません。
大切なのは、その経験から何を学ぶかです。
「次は前日に準備しよう。」
「帰ったらすぐバッグを片付けよう。」
そう考えられるようになれば、それは立派な成長です。
フットサルは技術を学ぶ場所ですが、それだけではありません。
自分で準備をする。
自分で確認をする。
自分で責任を持つ。
そんな力も、少しずつ身につけてほしいと思っています。
将来、社会に出たときに信頼される人は、特別な才能を持った人だけではありません。
「この人に任せれば大丈夫。」
そう思われる人です。
その土台は、子どもの頃の小さな習慣から育っていきます。
練習、試合前の荷物を見ています。
バッグの中には、フットサル道具だけではなく、その子の成長へのヒントが詰まっているからです。

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