「寝ることも、練習のひとつ」no49

上手くなりたいと思ったとき、何を考えるでしょうか。

たくさんボールを蹴る。
走る。
筋トレをする。
動画を見て勉強する。

もちろん、どれも成長するためには大切なことです。

でも、意外と忘れられている大切な時間があります。

それが「睡眠」です。

実は、練習で覚えたことは、その場ですべて自分のものになるわけではありません。

新しく覚えた動き。
コーチから教えてもらったこと。
何度も繰り返したボールタッチ。
試合の中で経験した判断。

こうした経験は、寝ている間に脳の中で整理され、少しずつ自分のものになっていきます。

練習ではなかなかできなかったことが、次の日になると少しできるようになっている。

そんな経験をしたことはないでしょうか。

「昨日あれだけ練習したから、もう少し練習しよう」

頑張ることは素晴らしいことです。

でも、夜遅くまで起きて睡眠時間を削ってしまったら、その頑張りを十分に生かせないかもしれません。

練習する時間と同じくらい、練習したことを体に馴染ませる時間も大切です。

そして睡眠には、もう一つ大きな役割があります。

疲れた体を回復させることです。

フットサルやサッカーでは、走る、止まる、蹴る、ぶつかるといった動きを何度も繰り返します。

練習が終わった体は、自分が思っている以上に疲れています。

しっかり寝て回復するから、次の日にまた良い練習ができます。

睡眠不足のまま練習をすれば、集中力が落ちたり、判断が遅くなったりすることもあります。

せっかく練習に来ているのに、頭も体も準備できていなければ、同じ1時間でも得られるものは変わってきます。

保護者からすると、

「早く寝なさい」

と言いたくなることもあると思います。

でも、ただ早く寝かせるだけではなく、

「今日覚えたことを自分のものにするために寝る」

そんな考え方を子供に伝えてみてもいいかもしれません。

寝ることは、サボることではありません。

休むことと頑張ることは、反対ではありません。

良い練習をして、
しっかり食べて、
しっかり寝る。

そこまでできて、一日のトレーニングが終わります。

もっと上手くなりたいなら、練習時間だけを見るのではなく、一日の過ごし方まで考えてみよう。

今日頑張った練習を、今日だけのものにしないために。

しっかり寝て、明日の自分につなげていこう。

PAGE TOP